【12/30】スーパーという名の戦場と「カマボコ1000円」の謎。資本主義のラストスパートを愛でる。

赤と金の「祝祭価格」

おはようございます。 Silent Logic 編集長の鏡 司です。

12月30日、火曜日。 皆さんの冷蔵庫の充填率は何パーセントでしょうか?

もし、まだ食材の買い出しが終わっていないのなら、深呼吸をしてから出かけてください。 今日のスーパーマーケットは、もはや食料品店ではありません。あれは**「アミューズメントパーク」であり、「戦場」**です。

BGMのテンポは通常時の1.2倍速(「お魚天国」の倍速リミックスなど)になり、店内は「赤(マグロ・肉)」と「金(栗きんとん・パッケージ)」の色彩で埋め尽くされています。

そして起きる怪現象。 つい数日前まで100円だったカマボコが姿を消し、急に「寿」と書かれた1000円のカマボコが棚を占拠します。 三つ葉がハーブより高くなり、伊達巻がスイーツ並みの価格になる。

経済学的に見れば、これは**「ご祝儀相場」**であり、需要と供給のバランスが崩壊する、年に一度の異常事態です。 ですが、私はこれを批判したいわけではありません。 むしろ、「正月くらいは財布の紐を緩めたい」という日本人の高揚感を煽る、見事なマーケティング戦略だと感心しています。

編集長は、その「カマボコ」を買うのか?

で、私はその戦場に赴くのか? 行きません。

私の冷蔵庫には、すでに数日前に購入した「普段通りの食材」と、ネットで早めに手配しておいた「少し良い冷凍食品」が眠っています。

なぜなら、今日スーパーに行くということは、**「雰囲気代」**にお金を払うことと同義だからです。 あの混雑、レジの行列、殺気立った空気。 それらに自分の時間を投資するコストパフォーマンスを計算すると、私の答えは「ステイホーム」一択になります。

カマボコがなくても、命に関わることはありません。 伊達巻がなくても、年は明けます。

もし、「あ!アレ買い忘れた!」と気づいても、私はもう買いに行きません。 「ないならないで、なんとかなる(あるいは代用する)」 このクリエイティブな諦めこそが、心の平穏を守る秘訣です。

「帰省ラッシュ」という名の民族大移動

また、ニュースを見れば、新幹線も高速道路も乗車率・渋滞率がピークに達していますね。 「帰省ラッシュ」。 故郷で家族と過ごすために、何時間もかけて移動するエネルギー。 これは本当に尊いものです。リスペクトしかありません。

しかし、そのニュースを「動かない部屋」で見ている時、私は圧倒的な**「贅沢」**を感じます。

移動しないこと。 渋滞に巻き込まれないこと。 自分の好きな温度に保たれた部屋で、好きな飲み物を飲むこと。

多くの人が移動している時に「静止」していると、相対的に自分の時間が止まっているような、不思議な優越感に浸れます。 「何もしない」ということが、今日においては最高のエンターテインメントになるのです。

足りないくらいが、ちょうどいい

今日、戦場(スーパー)から帰還された戦士の皆様、本当にお疲れ様でした。 あなたが勝ち取ったその食材は、間違いなく家族を笑顔にするでしょう。

そして、私と同じく「戦わない」ことを選んだ皆様。 その静かな時間は、何にも代えがたい財産です。

冷蔵庫の中身が少し寂しくても、気にすることはありません。 昔から**「腹八分目」**と言います。 食材も、準備も、気合も。満タンにするより、少し隙間(余白)があるくらいの方が、新しい年の「福」が入ってくるスペースになりますから。

今夜は、買ってきたお惣菜でも、ありあわせのパスタでも食べて、早めに休みましょう。 明日は大晦日。2025年のフィナーレですからね。

それでは、静かな夜を。

Silent Logic 編集長 / 鏡 司

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